社会科教育課程研究会 公式ブログ

社会科に関わる小・中・高・大の教員の研究会です。毎月第3土曜日に、都内各所で例会をやっています。

本会役員の他学会等での発表等(9~10月)

本会幹事は、本会以外の他の学協会で活躍しています。ここでは、9~10月に行われた発表等をまとめます(6月および10月に行われた神戸大附属中等教育学校における研究発表会関係については別に記します)。

 

①新教育課程移行に伴う「歴史総合」・「世界史探究」研究授業および研究協議会(2019年9月19日、東京都立府中高等学校)

本会幹事の大木匡尚は、勤務校の東京都立府中高等学校において、9月19日に研究授業および研究協議会を実施しました。「歴史総合」を念頭に置いた世界史Aの研究授業では「国家について考える(「日本左衛門事件」と「テムズの河の海賊たち」の比較)」について、「世界史探究」を念頭に置いた世界史Bの研究授業では「現代インドにおいてなぜ仏教徒が少ないか?」について研究授業を行いました。当日は新旧の教科調査官の先生や大学の先生方、高校教員、大学院生や学部生のかたなど、23名の参会者を得ることができました。研究協議会では、次期学習指導要領移行に向けて活発な議論が展開され、有意義な1日を過ごすことができました。改めて、研究開発校以外の普通の学校における研究授業も重要であることを実感しました。

 

府中市小中学校教育研究会 中学校社会科研究部会 研究授業(2019年10月15日、東京都立府中高等学校)

同研究会からの委嘱で、本会幹事の大木匡尚が勤務校の都立府中高等学校において、世界史Bの研究授業「1世紀のユーラシア大陸における東西交流-プリニウス『博物誌』と范曄『後漢書』を読む-」を行いました。研究協議では、府中市内の中学校の先生方から「高校の立場から中学校のうちにやっておいてほしいことは何か」などといった質疑が活発になされました。